育児と家事の観点だけでみると、子どもがまだ産まれていない時期は、家事に100%に近い力を注ぐことができたかもしれません。しかし、子どもが産まれたあとはどうでしょうか。人によって違いはあるものの、ほとんどの人が育児に80%以上、残りの20%ほどを家事に当てる、というような割合になることが多いのではないでしょうか。それぞれに100%の力を使っていては、合わせて200%と完全なキャパオーバーになってしまうのは当たり前のことです。もちろん子どもは宝物で、命ある大切な存在です。そのため、子育てに多くの力と時間を注ぐのは当然のことであり、そこで家事との両立を考えることはとても大変なことです。

一方で、自分たちの暮らしも心地いいものにしたいと誰しもが思うでしょう。まず、どの家事からやらなければいけないか、優先順位を決めてみることもおすすめです。この時に大事なことは、家を最高の状態にしようと思わないことです。洗濯物は今日回さなくても間に合いそう、掃除は明日でも大丈夫だから先にご飯を作ろうなど、優先順位をつけてみましょう。

また、家電の力を借りて時間を捻出することもやってみましょう。現代では、お掃除ロボットや乾燥機付き洗濯機、ボタン一つで料理をしてくれる家電など、便利な商品がたくさんあります。上手に使って、時間を作ってみましょう。この時の時間は、家事をするものだけではありません。自分だけの時間、やりたいことをする時間の為のものです。家電の力を借りて、隙間時間を作り、ストレスを溜めないことも大切なことです。